先週の為替市場はジャクソンホール経済シンポジウムに注目が集まり、その影響が強く出ました。

 

米ドルは先週金曜、経済シンポジウムでの中央銀行関係者からの発言内容を投資家が聞き入れるにつれて他の主要通貨に対して下落し、2年強以来でのユーロに対する最低水準にまで落ちました。

米ドルの指数は先週、92.34まで低下した後、金曜日の93.47で0.82%下落した。

連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が経済シンポジウムの講演で金融政策について言及しなかったことから、強気な見通しを期待していた投資家を失望させ、米ドルは下落しました。

トランプ米大統領の経済政策に対する懸念が継続している中、ドル指数は今年に入って10%近く下落しており、FRBが今年3度目となる金利引き上げを行うかも疑わしい状況となっています。

 

EUR/USDは金曜、2015年1月以来の高値である1.1941の最高値を記録し、1.1924で取引を終えました。1日で1.06%上昇したのは2カ月ぶりとなる最高数値でした。

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は講演で金融政策に関する言及はしなかったものの、ユーロ高をけん制しなかったことから、ユーロは更に好調となりました。

 

EUR/GBPは0.9270まで一時上昇し、2009年10月以来となる8年ぶりの高値を記録しました。最終的には0.9257で取引終了となり、1日で0.42%の上昇となりました。

ユーロ圏と英国の経済見通しの相違と金融政策の影響が反映し、ユーロは英ポンドに対し、今年8%以上も上昇しています。

 

GBP/USDは1.27878まで0.61%上昇し、木曜日の2ヶ月ぶりの安値である1.2773から回復しました。

米ドルは円に対して0.17%下落し、USD/JPYは109.36になりました。

 

今週の海外FX市場では、金曜に発表される8月の米雇用統計がFRBの金融政策にどのような影響を与えるかについて注目するでしょう。また、水曜日に発表される米第2四半期のGDP改定値にも注目です。

木曜日のユーロ圏のインフレ見通しにも注目が集まるでしょう。