金曜日の米インフレ数値が予想を下回り、今年の米連邦準備理事会(FRB)の第3金利引き上げに対する期待値が下がったことから、米ドルは他の主要通貨に対して下落しました。

米労働省の報告によると、米国の消費者物価指数(CPIコア指数)は、前月に比べて0.1%上昇しましたが、予想数値であった0.2%を下回りました。
前年同月比の消費者物価指数は、6月の1.6%から前年比で1.7%に上昇しましたが、これもまた予想数値であった1.8%を下回る結果となっています。
今回発表された数値は、投資家が懸念している一連の弱いインフレ指標の最たるものであり、FRBが今年の金利引き上げ計画についてより慎重になると予想されます。

金利引き上げ見通しに対する期待値が下がるにつれ、高い利回りを求める投資家にとって米国資産の魅力を薄れさせ、ドル安になる傾向があります。
米ドル指数は金曜、0.33%安の92.99となり、週間では0.49%の減少となりました。


FX市場では、ユーロが米ドルに対して上昇し、EUR/USD0.42%上昇して1.1821となりました。
モルガン・スタンレーがユーロの見通しを引き上げ、来年初めにドルに対して1.25レベルに達すると予測した後、ユーロはより支持されました。
​​USD/JPYは金曜、16週ぶりの最低値となる108.74に下落した後、109.19で取引を終えました。
スイスフランに対し米ドルは若干の下落し、USD/CHFは0.9616となりました。

米国と北朝鮮の緊張が高まり、円とスイスフランが安全通貨として買われたため、それぞれ1.47%と1.14%上昇し、週間で大幅に上昇しました。
両国は長年安定して経常収支が黒字であり、地政学的緊張や市場の混乱が起きた際に通貨が求められることが多い国です。

一方、GBP/USDは3週間ぶりの低水準である1.2940を記録した後、金曜に0.24%上昇して1.3008ポンドとなった。
EUR/GBPは2016年10月以来の高値となる0.9119まで上昇した後、0.9086で週刊取引を終了しました。

今週水曜日に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の会議議事録は、投資家が米国の金利引き上げのタイミングについてより多くのヒントがあるとして重要視しています。また、火曜の米小売売上高に関するレポートにも注目されています。
その他海外FX市場からは、Brexitの経済的悪影響に対する懸念が続いているため、英国のCPIデータと失業率に対して注目が集まるでしょう。