先週の為替市場では、米ドルが金曜、8月小売売上高が予想を大きく下回ったことや、英ポンドが昨年6月以来の最高水準まで上昇したことが更なる追い打ちとなり、他の主要通貨に対して低下しました。
米ドル指数は0.25%下落の91.80となりました。

米商務省は、小売売上高が前月比0.2%減少し、0.1%増の期待を下回ったと発表した。
8月の米小売売上高は自動車売上高の低下が大きく反映された形となり、第3四半期の消費者支出が圧力を受け、投資家が期待している第3四半期の強い経済成長が縮小する可能性があることを示唆しています。

期待値を下回った小売売上高の発表は、市場予測を上回った製造業景気指数と消費者態度指数発表のほんの少し前の出来事でした。
9月ニューヨーク連銀製造業景気指数は、以前の25.2から24.4に減少しましたが、予想値の19.0を大幅に上回った結果となります。
8月に7カ月ぶりの高値である96.8となったミシガン大学消費者態度指数は、今月は95.3に下がりましたが予想を上回りました。

一方、イングランド銀行のブリハ委員が金利上昇に関して「その時が近づいている」と述べた後、英ポンドは上昇し、Brexit投票以来の最高水準を記録しました。

GBP/USDは1.29%上昇して1.3571、USD/CADは0.36%上昇して1.2209に達しました。
EUR/USDは0.13%上昇して1.1935、EUR/GBPは1.12%降下して0.8796となりました。
先週金曜に北朝鮮がミサイルを発射し、地政学的不確実性が急速に高まり、安全資産としての需要が緩和されたことから、USD/JPYは0.54%上昇して1108.5となりました。

今週の海外FXの注目ポイントは、火曜・水曜に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)での決定事項となるでしょう。
米連邦準備制度理事会(FRB)は日本時間21日午前3時に声明の発表を予定しており、政策金利は1.00-1.25%に据え置きの公算となっています。イエレンFRB長の記者会見は声明の発表後に予定されています。
バランスシートの縮小の決定および開始時期の決定が下された場合、年内の追加利上げに対する期待を高めると予想できます。
また、水曜・木曜に開催される日銀金融政策決定会合での決定事項、火曜から木曜に開催される南アフリカ準備銀行金融政策会合での決定事項にもFX市場の注目が集まるでしょう。